公認心理師 2019-4

問4は知能の客観的観測法(つまりは知能検査)を最初に開発した人物を問う設問です。 そもそも心理学の歴史において、こうした知能の判定が非常に大きなウエイトを占めていた時代がありました。 ですから、歴史の流れとともに覚えてお…

公認心理師 2019-3

問3は現代心理学の源流に関する設問です。 ポイントはヴントに対する批判からの発展を把握していることになります。 こちらの記事がそのまんま解説になっていますが、改めて問題に即して解いていきましょう。 問3 20世紀前半の心…

公認心理師 2019-2

問2はスタッフへの対応に関する問題です。 連携に関する実践的な理解という感じでしょうか。 問2 統合失調症のデイケア利用者Aについてのケア会議で、スタッフBが「Aさんは気難しく、人の話を聞いていないので関わりが難しい」と…

公認心理師 2019-1

問1は公認心理師法に関する問題です。 やはり公認心理師法は確実に押さえておきたいところですね。 問1 公認心理師の業務や資格について、正しいものを1つ選べ。 ①診断は公認心理師の業務に含まれる。 ②公認心理師資格は一定年…

対人魅力

人がどのような他者を好きになるのか、このテーマについては社会心理学の対人魅力研究でいくつかの知見が出ています。 それを挙げていきましょう。 他者との関係については、友人関係、異性関係、仕事上の関係などさまざまですが、こう…

妥当性の種類

妥当性にはいくつか種類があります。 代表的なのは構成概念妥当性・内容的妥当性・基準関連妥当性になります。 これらについて詳しく述べていきましょう。 まず構成概念妥当性・内容的妥当性・基準関連妥当性は以下のようなものです。…

信頼性の概念と算出法

以前、信頼性と妥当性について述べました(こちらです)。 その中でも信頼性は、再現性・等価性・内的整合性という3つの概念で測定されることが多いです。 それを少し詳しく述べていきましょう。 まずは各概念を簡単に説明すると以下…

試験に備えてお休みなさい

とうとう明日が受験ですね。 受験生の皆さんは朝が早いでしょうから、徹夜はしないようにしましょう。 試験では「自分以上になれなくても、自分以下にはならない」ことが大切だと思っています。 これまで積み上げてきたことが、明日の…

異文化適応など

異文化適応についてです。 Uカーブ仮説、Wカーブ仮説は臨床心理士資格試験で出題されたことがあるので、書いておきました。 異文化適応 ある文化的環境で成長した個人が、何らかの理由、例えば移民、亡命、留学など、により別の文化…