信頼性の概念と算出法

以前、信頼性と妥当性について述べました(こちらです)。 その中でも信頼性は、再現性・等価性・内的整合性という3つの概念で測定されることが多いです。 それを少し詳しく述べていきましょう。 まずは各概念を簡単に説明すると以下…

公認心理師 2018追加-148

幼児を対象とした怒りのコントロール法として、新しい方法Xと従来の方法Yの効果を、置換ブロック法による無作為化比較試験によって検証することとなった。 (1)ブロックサイズを6とし、84名の実験参加者を乱数によって A 群:…

公認心理師 2018追加-108

心理的支援活動を概念化、理論化し、体系立てていくために必要となる公認心理師の姿勢として、最も適切なものを1つ選ぶ問題です。 これまで心理学、特に臨床心理学の世界では、多くの支援理論が構築されています。 それらの支援理論は…

公認心理師 2018追加-82

クロス集計表の連関の検定で利用される確率分布として、正しいものを1つ選ぶ問題です。 統計は、たとえ初歩的な内容であっても解説するのが大変なのでどうしても後回しにしてしまいますね。 統計については、数字の計算などをできなく…

公認心理師 2018追加-136

プライム刺激とターゲット刺激の意味的関連性によるプライミング効果について検討する目的で、語彙判断課題を用いた実験を行った。 意味的関連がある(SR)条件の方が意味的関連がない(UR)条件よりも語彙判断の反応時間が短くなる…

公認心理師 2018追加-119

心理学実験について、正しいものを1つ選ぶ問題です。 心理学実験に関する問題は、実験結果を歪める要因や手続きの瑕疵などに関する見極めを問うものが多いですね。 本問のそういった内容になっています。 類似問題は、公認心理師20…

公認心理師 2018追加-81

心理学研究における観察法について、最も適切なものを1つ選ぶ問題です。 観察法については、「心理学検定 基本キーワード」に記載がありました。 まずは観察法について概説を述べて、その後に選択肢の解説に入っていきます。 類似問…

公認心理師 2018追加-6

因子分析の斜交回転において各観測変数と各因子との相関係数を要素とする行列を表すものとして、正しいものを1つ選ぶ問題です。 色んな本を読みましたが、どうしても専門用語が多くなり分かりづらい解説になってしまいます。 できるだ…

公認心理師 2018-82(修正・最終版)

この問題については以前解説を行いましたが、以下の通り修正します。 以前の記事をご確認のうえで、以下を読み進めて頂けると幸いです。 本問は選択肢⑤を正答と捉えておりましたが、公式回答では選択肢④が正答となるとのことでした。…

公認心理師 2018-150

ミュラーリヤー錯視に関する実験の問題です。 内容は以下の通りです。 Müller-Lyer錯視の図形に関して、矢羽根(斜線)の角度が錯視量にどのように影響を与えるのかを調べるために実験を行うことになった。 矢羽根が内側に…