偏見:Allportを中心に

「偏見」とは、大雑把に言えば、特定の集団に対する否定的な態度のことを指します。 偏見は否定的な態度に限定されますが、ステレオタイプは肯定的な態度としても生じるところが異なりますね。 【Allportの偏見研究】 Allp…

4M:事故や災害の原因分析や対策検討

産業・組織分野で知られる4Mですが、いざ聞かれると「何のMだったっけー」となってしまいます。 【事故要因としての4M】 ①人:Man;心理的要因、技術的要因など ②機械・設備:Machine;設備の不具合 ③環境:Med…

原因帰属

原因帰属で有名なのがHeiderやKelley、Rotter&Weinerの理論等ですが、臨床心理士資格試験では触れられていない項目です(Heiderはバランス理論で出題されたことは有りますが;平成18年問題17b)。 …

Banduraの自己効力感

Banduraは社会的学習に関連して、人間の行動を決定する重要な要因として自己効力感を提唱しました。 臨床心理士資格試験においては、その定義以上の問題が出たことはほとんどありませんが、公認心理師受験に向けてはもう少し掘り…

高齢者施設

高齢者施設はなかなか覚えるのが困難です。 やはり自分の臨床領域ではないというのがネックですね。 【特別養護老人ホーム】 ◎在宅での生活が困難になった要介護3以上(特例の要介護1・2)の高齢者が入居でき、原則として終身に渡…

集団過程:社会心理学

現任者講習会テキストから出やすい的な話を聞きます。 その真偽はともかく、公認心理師現任者講習テキストにある内容をきちんとチェックしておくことは大切ですね。 社会心理学は自分の体験と突き合わせながら理解しやすいのですが、そ…

研究における「要求特性」と「ディセプション」

研究の中で大切な用語である要求特性とディセプションについて押さえておきましょう。 【要求特性】 研究を行う際、被験者が実験者の望む姿になろうとすることを「要求特性」と言います。 実験者から色んな「こうあってほしい」という…

推論と問題解決:認知心理学

現任者講習テキストにも記載のある「推論」と「問題解決」ですが、具体例を挙げながら説明すると以下の通りです。 長いですよ。 【推論について】 「推論」(推理とも言う)とは、何らかの前提から結論を導き出す過程のことを言います…

Taylor&Neimeyerの継続訓練から起こる継続学習

Taylor&Neimeyerは、継続訓練から起こる継続学習を4つに分けています。 ※このテイラーは「科学的管理法」のテイラーとは違う人です。 ①大学院等などの正規の研修であり、評価付きのフォーマルなもの。 ②専門誌や専…