解決志向アプローチで用いられる質問:臨床心理士 H29-76

解決志向アプローチでは、特異な質問が用いられます。
ちょうど臨床心理士の過去問にも出ていたので、その内容を記します。

ミラクル・クエスチョン

「奇跡が起こり、あなたの問題がすべて解決したとします。その場合、あなたはその奇跡がおこったことをどんなことから気づきますか?」とか「魔法使いになって…」といった類の質問を指します。

解決像・未来像を描くものですね。






コーピング・クエスチョン

「こんな大変な状況の中で、そこまで頑張れたのですか?」等のような類の質問。


逆境を乗り越えるために、クライエントが用いることができる回復力や持久力を評価するための質問を指す。

スケーリング・クエスチョン

「最悪の時を1、最高の時を10とすれば、今のあなたはどれくらい?」とか「1が一番痛い苦しい状態、10が何も苦痛がない状態とすると今はどうですか?」といった類の質問。


現在の状態を数値化して、小さな差異に目を向け、変化が常に生じていることを確認する。背景には、小さな変化が大きな変化を生み出すという考えがある。

例外の質問

問題が起こっていない時、少しでもうまくやれたことやマシなことを取り上げる。


問題のない状態にコンプリメントすることで、肯定的なフィードバックを行う。

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