高校の時、学級日誌に日直が思っていることを書くのがお決まりになっていました。
同じクラスだったOくんの書いた内容が印象的で、今も思い出します。
英語の○○先生は、問題を解くときに「さぁ、この問題をやっつけよう」と言います。
僕はこの「やっつけよう」という表現がとても好きだ。
問題を解くときには「やっつけよう」というくらいの気持ちじゃないとダメなんだと思う。
だから、いつも問題を解くときに「やっつけてやる」という気持ちで取り組むようにしている。
担任のコメント…可愛いな、お前
試験問題を解くときって、そういう「負けるか!」とか「こいつをやっつけてやる」という反発心って大切な気がします。
わからなさが積もっていき、わからないという感覚がマヒしてしまうと、何となく解けたような気がしている、何となくわかったような気がしている、という状態になりがちです。
それって「問題にやっつけられた」んじゃないのかなって思うんです。
試験問題の解説をしているときに「こんなもんでいいかなー」と楽をしそうになっていると、Oくんの学級日誌が思い出して「こんなもんでやっつけたことにはならないぞ」と再度取り組みます。
資格試験は大変ですけど問題に「やっつけられず」に、「やっつけて」やりましょう。
…Oくん、元気かなぁ。