ドーパミン仮説を少しだけ:臨床心理士 H29-14

統合失調症におけるドーパミン仮説は、基本的なところを押さえておきたいですね。
神経伝達物質であるドーパミンは、快情動に関与し、報酬効果を持つとされています。

抗精神病薬は、中脳辺縁系にあるドーパミン受容体とドーパミン結合を阻害する効果を持っています。
その点からも、以下のことを押さえておきましょう。

  • 中脳辺縁系でドーパミンの過剰放出が陽性症状を引き起こすとされている。
    ※受容体を遮断することで、幻覚等の低減が認められる。
  • 中脳辺縁系でドーパミン分泌機能が低下すると陰性症状が生じるとされている。

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