本問は示された組み合わせのすべてが「投影法」である選択肢を選択する問題です。
ロールシャッハが選択肢に組み込まれているのはa/b/dとなります。
投影法という名称は、フランク(1939)の論文に由来するとされています。
投影法の代表的存在としてロールシャッハ・テストとTATがあり、ロールシャッハ・テストはRorschach(1921)の「精神診断学」が始まりで、実際に評価され、認められたのは1930年代後半からです。
一方、1935年にMurrayがMorganとの共著論文である「空想研究の一方法‐主題統覚検査」にてTATを発表しました。
これらの台頭で、1940年代は投影法の黄金時代であったとされています。
以上より、ロールシャッハ・テストは投影法と見なしてよいと判断できます。