臨床心理士資格試験を20数年分解き続けて、いくつか気が付いたことがあるので書いていきます。
あまりアテにはしないでくださいね。
- 「~なこともある」「~という考え方もある」「~という場合がある」という文末の場合は、たいてい○になります。例外状況を認めていますし、人と関わる領域では絶対的な正しさを示しにくいと思います。特に事例問題では(理論問題になると話は別ですが、やはり○の率が高いですね)。
- 逆に、「必ず」「例外なく」など例外を一切認めないような設問は×であることが多いです。出題者側からしたら、正しい文章を誤りにする手法は、①語尾を「~である」から「~でない」と変えること、②例外を認めない形にする、などがオーソドックスかなと思います。
- 公認心理師は色んな領域で、多職種と関りながら活動をしていく職種になりますから、「公認心理師は○○のみしておけばよい」的な文章は×であることが多いでしょうね。
- わからん問題は常識で判断する。みんなやっていることでしょうけど。
- 個人的な願望も込めてですが、例えば法律の成立年度については、そんなに×にならないのではないか(ならないで欲しい)と思ってます。出題する立場を考えると「こんなことを覚えていても、実践では役立たないよなー」と感じる項目で判断しなければならない(要は年度を変えて×にするという)ことは避けたいなと思います。何度も言いますが、責任は負えませんし、できる限りは覚えますけどね。
- 事例問題にて、方針が突っ走りすぎているのは×の率が高い。もう少し噛み砕いて説明すると「この文章だけでは、そこまでの方針は取れないだろう」と感じるものは誤りになりますね。
ただし、見立てを問う問題は別です。ある状況を示して「考えられるものを選びなさい」でしたら、可能性がある項目すべてを選ぶ必要があるわけですね。
- 最終手段です。5択式の問題が中心で、例えばa~eまでの選択肢になるわけです。そうなると、a~eまでの各項目にマークされる割合が20%ずつになる可能性が大きいわけですね(一つの選択肢に正答を集めることはそんなにないはず)。ですので、どうしてもわからない問題は、全体のマークの割合を考えて、少ない選択肢にマークします。そもそも、すでにマークしてある答えが合っているという前提ですから、自信のある方には良いかもしれないですね。
当たり前ですが、きちんと勉強して正解にたどり着くのが重要です。
どーしてもわからん!というときに使う手段の一つかなと思います。