第2回公認心理師試験の合格発表がありました。
それに伴って正答の発表もありましたので、当ブログで行ってきた解答の答え合わせを行いました。
その結果、1問こちらで示した解答との齟齬が見つかりました。
当ブログでは2019-16の正答を選択肢④にしていましたが、公式発表では選択肢③となっています。
この問題、けっこうしっかりと調べて解説を行ったつもりですが、再度検証してみます。
当該問題のページはそのままにしておきますが、タイトルに「解説に誤りがあります」という表記を追加しておりますので、ご承知置き下さい。
「固定的なバッテリー」「可変的なバッテリー」という表現に対する誤った認識がある、神経心理学におけるウェクスラー式知能検査に対する認識が間違っている、などが考えられますね。
恐らく、選択肢④の解説は「多くのテストを含む固定的なバッテリーは、仮説の検証ではなく、仮説の創出のために用いるものである。すなわち、目の前の患者の脳機能のどこに問題があるかが明確でない時に、それを検証する(≒見立てをたてる)ために固定的なバッテリーを実施し、その見立てに応じて可変的なバッテリー(≒ある特定の問題に特化した下位尺度)を実施する」ということで良いだろうと思っています。
今のところまだわからないのが、選択肢③を「どういう論理で正しいと見なすのか?」です。
先述の通り「固定的なバッテリー」の捉え方が違うのか、ウェクスラー式知能検査に対する認識が違うのか…、これから検証していきましょう。