心的外傷後ストレス障害(PTSD)

精神症状については、まず間違いなく診断基準を押さえておくことが重要です。 ブループリントにはICD-10の記載が中心でしたが、蓋を開けてみればDSM-5に関することも同じかそれ以上問われていました。 ここではDSM-5を…

倫理観は変えようとしない

さいきんの出来事。 全員(30代前半)が資格(臨床心理士とか公認心理師とか)をもって心理支援をしている人たちの話です。 彼らの仲間が結婚するということで、彼らは一人ひとりがボードに文字を書き、それをつなげて一つのメッセー…

子どもにとっての個人情報

子どもの個人情報というと、名前、年齢(学年)、家族構成、趣味などが連想されるかなと思います(相談内容は当然として)。 ですが、子どもの視点からすれば、もっと細やかな個人情報というのもあります。 代表的なものとして、してい…

防衛機制

防衛機制については公認心理師資格試験でほとんど出ていませんが(攻撃者への同一化は出ましたね)、しっかりと押さえておきたい概念です。 私は好き嫌いに関わらず、精神分析理論は心理支援にあたる全ての人が学ぶべきと考えています。…

精神分析理論の派生学派

臨床心理士資格試験では精神分析系の概念が多く出題されています。 今回の公認心理師ではほとんど出ていませんでしたね。 ですが、今後のことを踏まえると、やはり押さえておいた方が良いでしょう。 今回は特に精神分析から派生した各…

箱庭療法・遊戯療法

箱庭療法および遊戯療法は、今回の公認心理師試験には全く出ていません。 これだけ日本で広がっているわけですから、出てもいいもんなのにな、というのが正直なところです。 今回は臨床心理士資格試験に出た内容を中心にまとめておきま…

家族療法

家族療法については幅広いのですが、各学派について簡単に解説していきます。 技法も多いのですが、それは軽く触れる程度にしておきます。 第1世代の家族療法 家族療法の起こりの特徴として、同時多発的に各地で家族を対象としたアプ…

行動療法(第1世代および第2世代)

行動療法については、その代表的理論モデルを理解し、その上で各技法について把握するようにしましょう。 多くの技法がひしめく体系なので、代表的モデルやその学習理論について知っておくことによって、各技法を把握するのに役立ちます…

精神的成熟における「ずれる」ことの意義

強迫性障害の有名な論文として「強迫神経症についての一考察-「自己完結型」と「巻き込み型」について」があります。 成田善弘先生ら(1974)が提出した概念で、強迫症状を自分一人で悩み自分一人で行うタイプ(自己完結型)と、強…

関与しながらの観察

サリヴァンが記述している以外で、関与しながらの観察について記したものは本当に少ないです。 特に実践として役立つものは皆無と言って良いでしょう。 標語のように示している方はおられますが、あまり実践的ではないですね。 唯一(…