資料室を更新しました

こんにちは。

タイトルにある通り、資料室を更新しました。

更新箇所は「公認心理師分類表」「第4回公認心理師試験の問題と解答」「第5回ブループリント」になります。

後者二つは日本心理研修センターからダウンロードできるものと同じです。

分類表の変更箇所を述べていきましょう。

以下の通りになります。

  • 2021年度(第4回)の問題も含めて再構成
  • 動機づけに関する理論はすべて産業領域に集約:本来、マズローの欲求階層説などは産業に留まる内容ではないが、動機づけ理論はまとめて学ぶ方が効率的と判断して今回の形とした。なお、教育現場での動機づけは別枠で残してある。
  • 心理検査について、更に細かい中分類を作成:質問紙法で「全般」「不安」「うつ」「病理」、発達検査で「ASD」「ADHD」などのように特定の問題に対するものをカテゴライズした。
  • かなり細かい概念も分類に含めて記述するようにして、「その他」という項目は極力なくすようにしている。

前回に引き続きかなり細かい分類にしました。

本サイトにおける分類表のコンセプトは「分類表を覚えているだけで、かなり勉強になる」というものです。

そもそも問題が出されたときに「今、自分が解いている問題がどの領域に属するか?」がわかりながら解くのとそうでないのとでは、脳から情報をアウトプットするスピードが違ってきます。

他のところでも述べているかもしれませんが、私が勧める過去問勉強法としては…

  1. 分類表に沿って、項目ごとに問題を解いていく:つまり最初から「第1回の問1、問2…」という順番で解いていくことは勧めていない。
  2. 初学者ほど項目ごとに解くことが重要で、それによって「頭の中に心理学のカテゴリに関するフォルダを作る」ことになる。
  3. このフォルダを作っておかないと「第1回の問1、問2…」という風にカテゴリがばらばらの並びになっていると対応できにくい。
  4. フォルダがそれなりに出来上がった後(つまり、自分が問われている問題が「この分野の問題だよね」と即座にわかる状態)ならば、「第1回の問1、問2…」のように実際の試験本番のような解き方をした方が学びが促進されやすい。

…という感じになります。

大学および大学院で心理学の勉強をそれなりに真剣にやってきた人ならば、上記の4の状態にあるだろうと思います。

そうした経験がなく一から心理学の勉強をされるのであれば、私は1から始めることを勧めていますね。

大学、大学院を出ていても「一から心理学の勉強をする」という状態の人もいるので、そういう人も1から始めましょう。

なお、過去問の1周目はかなり時間をかけてよいです。

1周目を丁寧にやれば2周目以降はかなりスピードアップできますから、そっちの方が実は効率的なんですよね。

とは言え、勉強法は頑固に自分のやり方を貫かれる人もいますし、それが功を奏することもあるのかもしれません(私はそういう事例をあまり見ていないけど)。

それぞれが信じたやり方でされるのが、自分の人生に責任を持つという意味でも大切なんでしょうね。

それではまた。

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